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当先端材料技術協会が発足当初より実施している技術情報交換会(通称例会)は、当協会の運営方針に最も即した活動の一つとして、これまで会員各位の強い支持を得て継続して参りましたが今回をもって記念すべき第100回目を迎えることになりました。
そのため、今回はこれを記念して米国、欧州、中国及び日本の各地域より先端材料分野で
顕著な御活躍をなされている著名な方々をお招きしての特別講演会を企画致しました。
即ち、今回の講演会では世界の主要地域における先進複合材料の研究開発及び市場開発の動向についての最新情報をご紹介頂く上で最も適した講演者を海外の各地域からお招きし、以下のようなプログラム構成による講演会を実現することができました。
このように先進複合材料に関する世界の最新情報を纏まった形で聴講出来る機会はまたと
ありませんので、会員各位におかれましては本講演会にご関心をお持ちと思われる多くのの方々をもお誘い戴き、是非ともご参加下さいますようお待ち申し上げております。
日 時: 平成15年5月29日(木) 10:00〜19:00
会 場: 東京大学山上会館 東京都文京区本郷7-3-1(Tel:03-5841-2330)(案内図は別紙)
参加費: 正会員・賛助会員:10,000円、学生会員:5,000円、非会員:12,000円
参加申し込み方法:以下の申し込み用紙をダウンロードいただき必要事項を御記入の上、以下の宛先までFax、E-mail、郵送のいずれかでお送り下さい。
申し込み用紙:(Word形式、PDF形式)
送付先:先端材料技術協会インフォメーション・サービス・オフィス(SAMPE Japan ISO)
郵便番号:248-0013 鎌倉市材木座2-11-23
tel: 0467-24-2721 fax: 0467-24-2735
E-mail: sampejp@fsinet.or.jp
参加費は5月末日までに『東京三菱銀行鎌倉支店(普通)No.1276101 先端材料技術協会』宛に振込手数料自己負担でお振込下さい。定員100名になり次第締め切らせて戴きますので、ご確認はSAMPE Japan ISO(Tel:0467-24-2721, Fax:0467-24-2735, E-mail:sampejp@fsinet.or.jp)宛に御連絡下さい。
[プ ロ グ ラ ム]
10:00-10:05 開会の挨拶(尾崎例会委員長)
10:05-10:15 100回記念大会に寄せて(谷本先端材料技術協会会長)
10:15-11:15 中国におけるポリマー及びポリマーコンポジットの市場動向
中国FRP協会副会長 陳 博氏
(Mr.Bo Chen, Vice-President, China Society for FRP, China)
近年の中国の複合材料原材料(UPR、EP、PA、PBT、PP、GF-ECSM)、複合材
料製品(FRSP-クーリングタワー、タンク、SMC, BMC, ブレード、FRTP-
PA,PP,PBT,ABS,GMT等)、の市場動向と課題について説明する。
11:15-11:45 中国におけるポリマー及びポリマーコンポジットの研究開発動向
ハルピンFRP研究所元副所長 白 淳岳氏
(ハルピン複合材料公司顧問)
(Mr.Chun Yue Bai, Formerly Vice-Director, Harbin FRP Institute
( Presently Advisor,Harbin Composite Corporation,China)
中国におけるポリマ系複合材料の原材料(樹脂−エポキシの改性、PAAの研究、
繊維−新型GF,CF,B)、成形プロセス(3D複合材料、VARI)、製品開発応用(CNG,
CFRP, AFRP)の現状と研究開発動向について説明する。
11:45-13:15 昼 食
13:15-14:15 米国におけるポリマー及びポリマーコンポジットの研究開発動向
ケースウエスタンリザーブ大学教授 石田 初男氏
(Professor, Dr.Hatsuo Ishida, Case Western Reserve University, U.S.A.)
様々な分野への適用が期待できる非常に高いポテンシャルを持った新しい樹脂
の開発について説明する。ポリベンゾキサジン(polybenzoxazines)は重合時に
殆ど収縮しない、水分吸収率が非常に低い、極めて柔軟な分子設計が可能、等
の特長を有する。この特性発現の原理や電気材料や機能的超分子ナノ構造への
適用を中心に、大型風車のタービンや、カーボンナのチューブ等の話題につい
ても触れる。
14:15-15:15 欧州におけるポリマー及びポリマーコンポジットの研究開発動向及び市場動向
カイザースラウテルン大学複合材料研究所所長
Professor,Dr.Alois K.Schlarb
(Managing Director, Institute for Composite Materials,
University of Kaiserslautern, Germany )
欧州におけるFRPの適用は建築や輸送機器分野を中心に、ここ二、三年で急激
に伸びている。強化材の大半はガラス繊維であるが、一部炭素繊維も使われて
いる。風力発電をはじめ、航空機業界、自動車製造業界はFRP適用のドライ
ビングフォースとなっており、このような適用開発及び研究動向について説明
する。
15:15-15:40 休 憩
15:40-16:40 日本におけるセラミックス及びナノコンポジットの研究開発動向
大阪大学産業科学研究所教授 新原 皓一氏
約15年前に世界に先駆けて発信したナノコンポジットの材料設計コンセプト、
この材料設計を駆使して開発した革新的に機能を改善した新材料とそれらの実
用化例を紹介し、次にナノコンポジット構造を基盤にした高次機能調和材料の
創世研究を紹介する。最後にナノコンポジットの新しい展開とこのコンセプト
を越える格子から分子・原子レベルの新しい材料設計コンセプトに言及する。
16:40-16:45 閉会の挨拶(尾崎例会委員長)
17:00-19:00 懇親会(会費は講演会費に含まれております。)
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