セミナー:複合材料入門『成形その3』開催のご案内

今回は、前年度よりスタートした複合材料の成形加工技術を対象にした複合材料入門セミナーの第3回目として、ハニカムサンドイッチ成形、プルトルージョン成形、ブレーディング成形の紹介及び航空機の複合材構造部品の成形加工技術についての概説を、夫々の分野で永年の実績を有する企業の専門家の方々にご講演戴くことに致しましたので、この機会に是非お誘い合せの上ご参加下さいますようご案内申し上げます。
なお、各講演毎に質疑応答の時間を設けておりますので、日頃の関心事、疑問点等をお寄せ下さい。

開催日時平成17年6月28日(火) 10:00〜18:30

会場:    湘南工科大学東京キャンパス (糸山タワー7階大会議室 Tel:03-5441-8596)
       
(会場案内図はこちら

募集人員: 50名(先着順)

参加費:   個人・賛助会員=20,000円、学生会員=10,000、非会員=30,000円

参加費は申し込み時に『東京三菱銀行鎌倉支店(普通)1276101先端材料技術協会』に振込手数料自己負担にてお振込下さい。尚、お振込は今年度末日となる6月30日迄としますので、期日厳守方宜しくお願い致します。(申込用紙はこちら

本件に関するお問い合わせは,
SAMPE Japan ISO, Tel:0467-24-2721, Fax:0467-24-2735
E-mail:sampejp@fsinet.or.jp
にお願いします。

[プログラム]

10:00〜10:05 開講挨拶     企画委員長 横浜ゴム(株) 航空部品技術部 染谷佳昭

1.10: 05〜11:35 ハニカムサンドイッチ成形

昭和飛行機工業(株) 輸送機器事業部 野口元氏

 航空機構造は複合材料化が一段と進んだが、民需製品の世界では未だハニカムそのものが十分に知られていない。本セミナーでは先に材料編でハニカムを紹介したが、基本的な事をおさらいしながら加工法、特に曲面パネルの成型加工を意識した解説をする。


2.11:35〜13:05 航空機と複合材料

富士重工業(株) 航空宇宙カンパニー生産技術部 松尾晋哉氏

 ますます航空機への適用が拡大している複合材構造品について、適用例や基本的な成形加工技術を紹介する。また、特に、最近では民間機においても主翼など一次構造への適用が進められており、これらの製造に使われる特有な成形技術についても本セミナーにて概説する。

<13:05〜13:55 昼食>

3. 13:55〜15:25 プルトルージョン成形とその製品事例

(株)有沢製作所 技術部 田中浩氏

プルトルージョン(引き抜き成形)は、FRPの中でも特に一方向性の強い成形品となる。 この一方向性を生かすには、単一方向からの耐力、例えば、曲げがかかるだけ、引張がかかるだけといった機械的特性に対応することになる。セミナーではエステル系樹脂、エポキシ系樹脂の反応と成形、その適用事例を報告する。

4. 15:25〜16:55 ブレーディング成形

村田機械(株) 新分野企画部 林誠氏

 一般産業用途、工業資材、航空宇宙分野などの立体形状および複雑形状には、強化繊維を切断せずに一体で成形できるブレーディングに特長がある。次世代先端材料としてのブレーディング技術、ニアネットシェイプ・プリフォームについて概説する。

16:55〜17:00 閉講挨拶      企画委員長 横浜ゴム(株) 航空部品技術部 染谷佳昭      

17:15〜18: 30 懇親会(名刺交換の場としてご活用ください。会費は参加費に含まれます。)