平成16年度第3回(通算108回)技術情報交換会のご案内

今回は、先進複合材料の用途拡大につとめておられる、元気のある企業・組織の方に最新の技術情報や今後の展開についてお話し頂こうと思います。航空宇宙はもとより、船舶、自動車、土木・建築、半導体関連に至るまで幅広い用途展開について知見を得る絶好の機会ですので、会員の皆様にはお誘い合わせの上是非ご聴講下さいますようご案内申し上げます。

 日 時:平成17年1月27日(木)13:00〜19:00

 会 場:湘南工科大学東京キャンパス(糸山タワー7階大会議室)(案内図はこちら

 参加費:正会員・賛助会員:6,000円、学生会員:3,000円、非会員:8,000円

     参加費は参加申込時(申込用紙はこちら)に『東京三菱銀行 鎌倉支店(普通) 1276101 
     先端材料技術協会』に振込料自己負担でお振込下さい。定員80名になり次第
     締め切らせて戴きますので、ご確認はSAMPE Japan ISOにご確認下さい。


              【プ ロ グ ラ ム】

13:00-13:05 例会委員長挨拶       三菱電機(株) 先端技術総合研究所 尾崎毅志

13:05-13:45 「船舶における材料技術と新材料の研究開発」 

                   海上技術安全研究所 研究統括主幹 千田哲也
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       船舶で使用される材料について概説し、新材料適用の試みについて紹介する。
       商船における船体材料では、疲労強度と溶接等の加工性とともに塩水雰囲気での腐食特性が
       重要である。エンジン用材料では、耐摩耗性や低質燃料の使用に対する耐食性が必要となる。
       新材料適用の試みとして、高速化のための軽量高強度材やエンジン用の耐熱・耐摩耗材料等
       がある。

13:45-14:25  「炭素繊維複合材ケーブル“CFCC”の開発と応用展開」

       東京製綱(株) 技術本部CFCC開発・技術グループマネージャー 木村浩氏
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       高強度・高弾性繊維複合材のケーブルは、既存のスチールロープ、合成繊維ロープでは得られ
       なかった軽量、高強度、高剛性、非磁性、低線膨張、耐食性等の特性を兼備し、第3のケーブル
       材料として土木・建築分野の新たなニーズに応えることが期待されている。
       東京製綱における「CFCC」の製造技術、品質特性と多方面にわたる用途展開を紹介し、最近の
       開発状況と将来展望についても触れる。

14:25-15:05  「(株)フジワラにおける航空宇宙を主体とした先進複合材料の取り組みについて」

                     (株)フジワラ 複合材料部門長 肥塚富士雄氏
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       近時、先進複合材料は軽量、高強度・高剛性に加え急速にコストダウンが進みその適用範囲が
       拡大している。昭和20年創業の(株)フジワラは、プラスチック、複合材、ガラス製品を航空機、
       自動車、建築メーカー等に供給しているが、先進複合材料の分野ではオートクレーブによる
       CFRP、AFRP製品の成形や、熱可塑性複合材の高速成形に加え、RTM成形による構造用複合
       材、ホットプレス成形アブレーション部品の開発にも取り組んでいる。


         休憩 <デスクトップ展示>

15:30-16:10  「新規材料を用いた高圧水素容器の試作」

                     サムテック(株) 生産技術部 鈴木純三氏
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      車載用高圧容器として現在、天然ガス自動車などに搭載されている高圧天然ガス(CNG)容器は、
      20メガパスカル耐圧止まりであるが、自動車メーカーが開発中の燃料電池自動車では、1度の充填で
      500キロメートルの長距離運行が可能なよう70メガパスカルの超高圧水素貯蔵容器の搭載が想定
      されている。このためサムテックでは、航空機や宇宙産業向け軽量、高圧充填容器の設計、製造で培
      った技術を利用し2年前から燃料電池自動車の車載用高圧水素容器実用化に挑戦。すでに35メガパ
      スカル用2基を新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)に納入するとともに、70メガパスカル
      対応容器の実現へ向けた取り組みを進めている。

16:10-16:55 「半導体製造装置におけるCFRP部品の適用拡大」

                スーパーレジン工業(株) 技術部 村越修氏、宇都宮真氏
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      液晶パネルのガラス基板が大型化している。現在液晶パネル製造装置が 建設中である最新の第7
      世代では、ガラス基板サイズが1800mm×2200mmに達する。このガラス基板を保持・搬送するため、
      製造装置の構造材料には従来の金属部品では困難な高剛性と寸法精度が要求されており、CFRPの
      適用が急増している。ロボットフィンガー、搬送ロール、ガントリーなど可動部品のほとんどにCFRPが
      適用されているといって過言ではない。 ロボットフィンガーなどでは非常に高い剛性が要求されるので、
      炭素繊維の 性能を極限まで引き出す設計と成形方法が必要である。本報告では、半導体 製造装置
      におけるCFRP部品の市場と技術の動向について述べる。

16:55-17:00 例会委員長挨拶      三菱電機(株) 先端技術総合研究所 尾崎毅志

17:10-19:00 懇親会(講師の方々を交えての参加者相互の情報交換の場としてご活用下さい。
              費用は参加費に含まれています。)(懇親会の写真はこちらから) 

以上

詳細については、下記までお問い合わせ下さい。

先端材料技術協会インフォーメーションサービスオフィス

(SAMPE Japan ISO)

tel 0467-24-2721  fax. 0467-24-2735

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