平成１６年度第２回（通算１０７回）技術情報交換会ご案内

今回は、特別講演としてA380の開発で脚光を浴びているエアバス社より,A380などへの金属、複合材料の適用状況についてご講演頂きます。また、先月SAMPE Japan初の試みとして、アジアー太平洋地区におけるSAMPE支部同士の国際交流の推進を目的に行われた日中SAMPEシンポジウについてもご報告させて頂きます。また、海外の製品・技術紹介として用途に応じた各種複合材料用樹脂と新規非破壊検査方式の現状の紹介の２件及び国内ベンチャー企業によるアルミ系複合材料や燃料電池セパレータの紹介など、いずれも皆様のご期待にお応え出来る内容になると思いますので、皆様お誘い会わせの上、是非ご参加下さいますようお待ち申し上げております。

　　日　時：平成１６年１１月４日（木）１３：００～１９：００

　　会　場：湘南工科大学　東京キャンパス

　　　　（所在地案内図は別紙の通りですのでご確認下さい。）

　　参加費：正会員・賛助会員：8,000円、学生会員：4,000円、非会員：11,000円
　　　　　　　参加費は参加申込時（申込用紙はこちら）に『東京三菱銀行鎌倉支店（普）1276101 先端材料技術
　　　　　　　協会』に振込料自己負担にてお振込願います。定員８０名になり次第締め切らせて戴ますので、
　　　　　　　ご確認はSAMPE Japan ISOにお願い致します。

【プ　ロ　グ　ラ　ム】

　　13:00～13:05 　例会委員長挨拶　　　 　　　　 　　三菱電機㈱　先端技術総合研究所　尾崎毅志

１．13:05～13:50 「日中ＳＡＭＰＥシンポジウム報告」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　SAMPE Japan参加メンバー

　　　　　　　　　アジアー太平洋地区におけるＳＡＭＰＥ支部同士の初の国際交流イベントとし
　　　　　　　　　て行われた日中ＳＡＭＰＥシンポジウムの講演概要をはじめ、同時期に上海世
　　　　　　　　　貿センターで行われた2004年国際複合材料展示会、上海交通大学見学会の
　　　　　　　　　様子を通じて最新の中国における複合材料技術及び事業開発の状況につい
　　　　　　　　　てご報告させて頂きます。

　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

２．13:50～14:30　製品・技術紹介１「複合材料用マトリックス樹脂システム」

　　　　　　　　　　ハンツマン・アドバンスト・マテリアルズ㈱　複合材料部長　中村裕一殿

　　　　　　　　　ヨーロッパ、アメリカで使用されている、ハンツマン・アドバンスト・マテリアルズ社の
　　　　　　　　　航空宇宙用途、一般産業用途、風力発電用途及び自動車用途向けのRT
　　　　　　　　　M,フィラメントワインディング、ハンドレイアップ用のエポキシ樹脂システム、シアネー
　　　　　　　　　トエステル樹脂などをご紹介致します。

　　　　　　 　　　　　　

３．14:30～15:00　製品・技術紹介２「アルミ複合材料、燃料電池セパレータのご紹介」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（株）ＦＪコンポジット　代表取締役　津島栄樹殿

　　　　　　　　　アルミ/炭素繊維、アルミ/SiC複合材料などの金属系複合材料の開発を行って
　　　　　　　　　いる。複合化としては、溶解したアルミをプリフォームに高圧で含浸する熔湯鍛造
　　　　　　　　　と呼ばれる方法である。また、炭素粉末とフェノール樹脂による燃料電池セパレー
　　　　　　　　　タを開発し、大手ユーザーに納めている。その製造方法の特徴と物性に関して
　　　　　　　　　紹介を行う。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　15:00～15:30　休憩（この間にデスクトップ展示物をご覧戴きます。）

４．15:30～16:00　製品・技術紹介３「パルス式サーモグラフィの現況」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　㈱エイリイ・エンジニアリング　技師長　山田道夫殿

　　　　　　　　　パルス式サーモグラフィによる非破壊検査は既に実用域に達しており、米国では
　　　　　　　　　NDEツールのひとつとして評価されている。その現況をSAMPE Journal 2003年
　　　　　　　　　9/10月号に掲載された記事　“Thermographic Inspection of Composite
　　　　　　　　 　Structures”を中心として紹介する。併せて、FAA(連邦航空局)が別途公表した
　　　　　　　　　新旧NDE方式（パルス式サーモグラフィのほかタッピング、超音波、LASER
　　　　　　　　 　Shearographyを含む）のPOD(検出確率)に基づく実践的な実験結果についても
　　　　　　　　　紹介する。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

５．16:00～17:00 特別講演「A380 Structure Composites vs Metals」

　　Vice President, Strategic Growth & Industrial Operations, Airbus Japan KK
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Mr. Ramon Terrones

　　　　　　　　　Airbus社はCFRP材料の民間航空機への導入でパイオニアの役割を果たしてきたが、
　　　　　　　　　金属材料に対する期待も依然として大きい。Airbus社が必要と認める材料であれば
　　　　　　　　　CFRP系材料のみならず金属系材料についても新たなビジネスチャンスがあることを
　　　　　　　　　A380などの事例で紹介する。

　　　　　　　　

　　17:00～17:05 例会委員長挨拶　　 　 三菱電機㈱　先端技術総合研究所　尾崎毅志

　　17:15～19:00　「懇親会」(講師の方々を交えてのご参加の皆様の情報交換の場としてご活用下さい。)

以上

詳細については、下記までお問い合わせ下さい。

先端材料技術協会インフォーメーションサービスオフィス

(SAMPE Japan ISO)

tel 0467-24-2721 　fax. 0467-24-2735

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