今回は先端材料に関する 研究開発の国家プロジェクトの状況をご紹介させて頂きます。前回のご紹介以来既に２年が経過 し、プロジェクト内容も一新されております。航空機関連を中心に、エネルギー及び 建築関連のプロジェクトを含め、今春完了のプロジェクトの研究開発成果とともに新 たに立ち上がったプロジェクトの概要についてご紹介させて頂きます。
いずれも皆様のご期待 にお応え出来る内容になるものと思いますので、皆様お誘い合わせの上是非ご参加下 さいますようお待ち申し上げております。

日　時：平成 １６年１月２９日（木）　１３：００-１９：００
会　場：（株）大 林組東京本社（品川インターシティB棟）3階大会議室
　　　（所在地案内図 は別紙の通りですのでご確認下さい。）
参加費：正会 員・賛助会員：8,000円、学生会員：4,000円、非会員：11,000円
　　　　参加費は参加 申込時に『東京三菱銀行鎌倉支店（普）1276101 先端材料技術協会』
　　　　に振込料自己 負担にてお振込願います。定員８０名になり次第締め切らせて戴き
　　　　ますので、ご 確認はSAMPE Japan ISOにお願い致します。

　　13:10〜13:15 　例会委 員長挨拶　　　 三菱電機（株）　先端技術総合研究所　尾崎毅志

１．13:15〜14:05 「民間航 空機基盤技術開発プログラム」の紹介

　　　　　　　　　我が国 航空機産業の国際競争力の強化を図るために、独立行政法人
　　　　　　　　　新エネ ルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、平成１５年度新規に
　　　　　　　　　�@ 環境 適応型高性能小型航空機研究開発
　　　　　　　　　�A環境適応型小型航空機用エンジ ン研究開発
　　　　　　　　　�B次世代構造部材創製・加工技術開発
　　　　　　　　　を開始したの で、その概要について御紹介する。（資料等はこちら）

　　　　　　 （独） 新エネルギー・産業技術総合開発機構　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　機械システム技術開発部　主任研究員　早川卓郎殿

２．14:05〜14:55 「革新軽 量設計技術開発」の現況紹介

　　　　　　　　　５年間 のNEDO委託開発の最終年度を迎え、複合材構造では主翼と
　　　　　　　　　機首のアルミ合金構造では前縁の実物大供試体を製作 し技術実証試験
　　　　　　　　　を行っ ている。摩擦攪拌接合はパネル圧縮試験で有効性を確認した。
　　　　　　　　　加速試 験・温度時間換算則による複合材寿命予測及び損傷進展敷居値
　　　　　　　　　を用い た耐損傷設計を行った。（資料等はこちら）

　　　　　　 （財）日本航空機開発協会　構造開発グループリーダー　菊川廣繁殿

３．14:55〜15:45 「建築分 野におけるスマートストラクチャーの研究開発動向」

　　　　　　　　　新素材 や新構造形式などの新しい技術を積極的に応用し、建築の構造
　　　　　　　　　体それ 自体が外部から受ける影響（荷重・外乱等）に適応して安全性
　　　　　　　　　や使用 性などの構造性能を効果的に確保する、いわゆる高知能構造シ
　　　　　　　　　ステム は、設計上の安全率をより合理的に設定し、建設・維持管理に
　　　　　　　　　関わる コストの低廉化を進め、建築構造物の持続可能性に資すること
　　　　　　　　　ができ る。（資料等はこちら）

　　　　　　　　　（独） 建築研究所　構造研究グループ　上席研究員　勅使河原正臣殿

　　15:45〜16:10　休憩 （この間にデスクトップ展示物をご覧戴きます。）

４．16:10〜17:00 「風力発 電の現状と将来―ナショナルプロジェクトを中心としてー」

　　　　　　　　　地球温 暖化防止への取り組みとして風力発電が急速に普及しているが
　　　　　　　　　欧州で 発達した風力発電装置は、日本独特の環境条件のため各種の問
　　　　　　　　　題が発 生している。それらの問題を解決し風力発電の導入を促進する
　　　　　　　　　ため に、NEDOで新しい風力発電装置の開発が行われた。風力発電の
　　　　　　　　　課題と 開発の内容を紹介する。（資料等はこちら）

　　　　　　 　　　富士重 工業　エコテクノロジーカンパニー　ＰＧＭ（風力発電）
　　　　　　　　　　　　　　　　　プロジェクトジェネラルマネージャー（部長） 永尾徹殿

５．17:00〜17:50 「知的材 料構造システム開発」の成果紹介

　　　　　　　　　平成 10―14年度に亘り、産官学の研究者を結集して実施したNEDO
　　　　　　　　　「知的 材料・構造システムの研究開発」プロジェクトが2003年3月末　
　　　　　　　　　をもっ て成功裏に終了した。研究テーマは、
　　　　　　　　　(1)ヘルスモニタリング技術
　　　　　　　　　(2)スマートマニュファクチャリング技術
　　　　　　　　　(3)アクティブ・アダプティブ 構造技術
　　　　　　　　　(4)アクチュエータ材料・素子
　　　　　　　　　の４テーマに加え、最終的 にそれら要素技術研究の成果を統合的に検証するための、
　　　　　　　　　(5)デモンス トレータ試験
　　　　　　　　　を実施した。その研究成果を紹介する。（資料等はこちら）

　　　　　　　　　　　　 　　　　　東京大学　工学部航空宇宙工学科教授　武田展雄殿

　　17:50〜17:55 例会委 員長挨拶　　 　三菱電機�X　先端技術総合研究所　尾崎毅志

　　18:00〜19:30　「懇親 会」(講師の方々を交えてのご参加の皆様の情報交換の場として
　　　　　　　　　　　　ご活用下さい。）懇親会会場はこちら。