今回は会員の皆様からのご提案によるテーマによりプログラムを構成致しました。講演は
斬新な構想に基づく新規建築構造材の紹介2件、米国で開発された新規構造接着材とピッチ系CFの最近の開発状況と用途展開の紹介及びHEXCEL社による同社の製品紹介を含めた最近のコンポジット業界の技術動向に関する『特別講演』を用意致しました。いずれも皆様のご期待にお応え出来る内容になるものと思いますので、皆様お誘い合わせの上是非ご参加下さいますようお待ち申し上げております。
日 時:平成15年9月25日(木) 13:00-19:00
会 場:(株)大林組東京本社(品川インターシティB棟)3階大会議室
(所在地案内図は別紙の通りですのでご確認下さい。)
参加費:正会員・賛助会員:6,000円、学生会員:3,000円、非会員:8,000円
参加費は参加申込時に『東京三菱銀行鎌倉支店(普)1276101 先端材料技術協会』
に振込料自己負担にてお振込願います。定員80名になり次第締め切らせて戴き
ますので、ご確認はSAMPE Japan ISOにお願い致します。
[プ ロ グ ラ ム]
例会委員長挨拶 尾崎毅志
1.13:00-13:35 資源循環型アルミ・ガラス複合リサイクル建材「アルセライト」
(株)大林組 技術研究所 建築材料研究室 三谷一房氏
アルミニウム合金とガラスのみで構成される資源循環型の複合リサイクル建材
「アルセライト」に関する技術紹介。(資料等はこちら)
2.13:35-14:10 三次元構造材「Iso Truss」(アイソトラス)
(株)トーラス 代表取締役 上保徳彦氏
ハニカム構造のコンセプトを立体へ拡張し、USで特許成立しているIsoTruss
構造材について、その形状、特性、製造方法、製造機械、想定される用途につ
いて紹介する。IsoTruss構造材の特徴のポイントは、負荷分散するその特殊な
トラス形状にあり、それにより軽量ながら高剛性という特性を発揮する。
材料の一つとして繊維と樹脂の組み合わせが使用される。高強度のIsoTrussに
は、炭素繊維+エポキシ樹脂が適している。一方、インテリア等意匠性が求め
られる製品に対しては透明度や着色性能の高い樹脂系の繊維を用いる。このよ
うにIsoTrussの負荷分散構造は素材のフレキシビリティーを可能としている。
今回の講演を通じ、IsoTrussの魅力の一端をご紹介出来れば幸いである。(資料等はこちら)
3.14:10-14:55 熱硬化成形や高温熱成形アプリケーションにおけるメタクリレート接着剤の使用
Eastern US Sales Manager, ITW Plexus, Mr.Patrick M.Shannon
欧米の先端技術分野でのメタクリレート接着剤の使用、特にVEC、SCRIMP,
SMC、及び熱成形ハイパフォーマンスファイバーの接着における使用を紹介
致します。また、熱硬化成形のプロセスと各アプリケーション(風力発電、船
舶、トラック、列車、乗用車等)にどのようにしてPlexusが選択されたかにも
簡単に触れます。(資料等はこちら)
4.14:55-15:25 休憩(デスクトップ展示物をご覧戴く時間に充てて戴きます。)
5.15:25-16:00 高熱伝導率炭素繊維の開発と用途展開について
日本グラフィトファイバー(株) 営業部マネジャー 大野秀幸氏
炭素繊維は高強度、高弾性率といった機械的特性を生かして航空機や人工衛星を
はじめ、産業、スポーツ分野まで幅広く応用されている。また炭素繊維は高熱
伝導、高電気伝導といった特徴も兼ね備えており、最近はこのような特性を
応用した用途開発も進んでいる。日本グラファイトファイバー(株)ではピッチ系
炭素繊維の特徴を生かした高熱伝導率炭素繊維の開発を進めており、最近の開
発状況と用途展開について紹介する。(資料等はこちら)
6.16:00-17:30 《特別講演》最近のコンポジットに関する新しい技術動向―
Hexce社のNew Productsを含めてのご紹介
Hexcel、Technical Manager, Mr. Steve Hoptroff
内容としては、Non Crimp Fabric, FRTP, Resin for RTM, Wind Mill Blade,
ATPなどについてのHexcel社の新製品を中心にした紹介を致します。(資料等はこちら)
7.17:40-19:00 懇親会(ご参加の皆様の情報交換の場としてご活用下さい。)
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